工具なしでチャックのジョーを数秒で交換
ジョークイックチェンジシステム

従来の旋盤用チャックにチェンジジョーRAPIDOを取り付けると、段取り替えにかかる時間は最大 60 秒。RAPIDO をベースジョーまたは中間ジョーに装着しカチッと音がするまで後方に移動させることで、短時間でのジョー交換が実現します。
交換は手動で行うこともできますが、ベースジョー一体型の旋盤用チャックの場合はオプションでロボットを使って完全自動化することもできます。

バリエーション

RAPIDOには 2 つのタイプがあります。

後付けタイプ
既存の旋盤用チャックのベースジョーに RAPIDOを取り付け、RAPIDO互換式インサートを交換するだけの簡単な後付けタイプです。プッシュボタンを使って手動で変更することができ、サポートジョーを取り外せば従来のインターフェースを持つチャックジョーをさらに使用することができます。

①RAPIDO手動ジョークイックチェンジシステム

一般的な旋盤用チャックに対応しています。
既存の旋盤用チャックにRAPIDOシステムを後付けするには、既存のベースジョーに RAPIDOサポートジョーを装着し、そこに RAPIDO互換式インサートを装着します。横のプッシュボタンを押すことによりシステムのロックが解除され、互換式インサートを交換することができます。

RAPIDO互換式インサート
ジョーの交換には、互換式インサートをRAPIDOのベースまたはサポートジョーに装着する必要があります。

RAPIDOサポートジョー
サポートジョーは、既存のベースジョーに一度だけ取り付けられます。
セットアップ時に互換式インサートの正しい位置を測定したり、トルクレンチでネジを締めたりする必要はありません。サポートジョーを取り外すことで、従来のインターフェースを備えたチャックジョーを使用できます。

既存の旋盤用チャック
既存のベースジョー、メートルまたはインチ細目鋸歯付き旋盤用チャック

完全一体型タイプ
SCHUNKのパワー旋盤用チャックに完全に組み込まれたタイプです。出荷前に旋盤用チャックに RAPIDOベースジョーが装着されており、互換式インサートのロック解除は手動でも全自動でも可能です。

②RAPIDO-A2ジョークイックチェンジシステム搭載SCHUNK旋盤用チャック(手動タイプ)

いつでも完全自動化が可能です。
RAPIDO-A2システムは、SCHUNKのパワー旋盤用チャックに組み込まれています。旋盤チャックには RAPIDO-A2 ベースジョーが装備されており、互換式インサートはベースジョーのプッシュボタンを操作することで工具を使わずに手動で交換できます。

RAPIDO互換式インサート
ジョーの交換には、互換式インサートを RAPIDO のベースまたはサポートジョーに装着する必要があります。

RAPIDO-A2 手動タイプ用ベースジョー
プッシュボタンを使用して別のものに交換できます。

SCHUNK旋盤用チャック
RAPIDOインターフェース搭載

③RAPIDO-A2ジョークイックチェンジシステム搭載 SCHUNK旋盤用チャック/グリッピングユニット(自動タイプ)

②と同様、SCHUNKパワー旋盤用チャックに組み込まれています。
互換式インサートの交換は完全に自動化されています。互換式インサートには 4 つの標準内孔が設けられており、フォームフィットクランプによる確実なハンドリングが可能です。

RAPIDO互換式インサート
標準でRFIDチップつき

RAPIDO-A2 自動タイプ用ベースジョー
ベースジョーが旋盤用チャックに組み込まれています。
互換式インサートが外径/内径クランプに使用できるように設計されています。

SCHUNK旋盤用チャック
RAPIDOインターフェース搭載

RAPIDO-A2 グリッピングユニット
外径/内径把持用互換式インサートの交換用。
SCHUNKクイックチェンジシステムSWS と組み合わせたグリッピングユニットもあります。

互換式インサートとプッシュボタンを監視するための光学センサーを備えたグリッピングユニット。

特長

  • 工具不要
  • SCHUNKのパワー旋盤用チャックで完全自動化
  • ジョーの交換が 60 秒以内で完了
  • 内径および外径把持が可能
  • 手動タイプは、一般的なすべてのパワー旋盤用チャックに後付け可能
  • 繰り返し精度 0.02 mm

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